核兵器は貧者にとって最も効率的な武器

ロケット



北朝鮮の金正恩委員長の動向に注目が集まっています。

しばらく姿を現さず、既に死んでいるのではないか、脳死状態ではないか、いや歩いている姿をとらえたとか、いやいやコロナに罹ったとか、もう情報が錯そうして何が真実かわかりらない状態でした。

この混乱状態を収めるべく、北朝鮮の報道機関が金委員長の健在ぶりを映像で流しました(2020年5月2日)。

この映像についても真偽のほどが取りざたされ、マスコミや評論家によって言うことはバラバラ。真相は依然として闇の中です。



金委員長の動静が注目されたきっかけ


注目を集めるきっかけの一つとなったのは、以下の動画です。



情報源が定かではないため、信ぴょう性は測りようがありません。

トランプ大統領はコメントを保留していましたが、戻ってきたことをうれしく思うとツイートしており、生存していることを前提とした書き込みをしました(2020年5月3日)。

それにしてもこれは人の生死、しかも拉致被害者を匿う国のトップの話です。単なる伝聞情報で面白おかしく報道し、間違えてましたではシャレになりません。

この動画の内容の真偽で、篠原氏がジャーナリストもどきの単なる受け売り屋、煽り商売人か、それとも真実をいち早くキャッチする一流ジャーナリストなのか、その信用度、信頼度が測れるというものでしょう。

それにしてもちょっと形勢不利になってきた感は否めません。

もし、間違っていたなら説明責任を果たすべきでしょうし、それができないなら今後、ネットテレビなどには出てほしくないというか、恥ずかしくて出られないのが普通の神経だろうというのが個人的感想です。(個人で勝手にYouTubeやるのは勝手ですが。)

北朝鮮と核兵器


それにしても北朝鮮は経済的に見れば本当に貧しい国です。

名目GDPは約2兆円。信じられないかもしれませんが、日本でいえば鳥取県と同じくらいです。それでいて、人口は約2,500万人もいます。一人あたりGDPは10万円を下回ります。

大雑把にいえば、1人10万円で1年暮らしているわけです。夜の街は暗く、餓死者が出るというのもうなずけます。アングラ経済が跋扈しているでしょうから実際にはもう少し大きな経済規模だとは思いますが。

それにしても、そんな小さな国のトップが巨大国家アメリカの大統領と差しで話ができた原動力は核兵器にほかなりません。

第二次大戦後の世界では核保有国同士の直接全面戦争は皆無です。核保有の威力は相当のものなのです。

インドとパキスタンとの戦争


インドとパキスタンとの関係を見てもそれは明らかです。

印パは、第二次大戦後、3回にわたって戦争をしています。

3度目の戦争の後、インドが核兵器を保有し、それに危機感を募らせたパキスタンも核兵器を開発。その後戦争は起きていません。

核兵器による戦争抑止効果


さて、なぜ核兵器同士には戦争抑止効果があるのでしょうか。

一番説得力があるのは核の被害がもたらす恐怖による委縮効果です。

核兵器保有国同士が通常戦争を行ったら、形勢の悪い国は核兵器を実際に使用するかもしれません。

もしそんなことになったら、形勢優位な国も悲惨な被害を被ることになります。なにしろ一発で数百万人から数千万人以上の人間がこの世から一瞬にして消えてしまうのですから。

核兵器保有国同士は少々の紛争はあってもどこかで妥協するしかありません。

コロナ恐慌後、第3次世界大戦が起こるなどという人がいますが、私は起こらないと思います。起こるならば、核保有国が裏で操る核非保有国同士による代理戦争だろうと思います。あるいは、核保有国が非保有国を一方的に叩き潰す究極のイジメ的戦争でしょう。

核兵器は貧者の兵器


かつてアメリカの国務省で日本を担当していた人が、核兵器は巨額の予算が必要であるから日本が核兵器を持つことは賢明ではないといったことを述べておりました。

しかし、この論法でいけば貧国である北朝鮮が核兵器など開発できるはずがありません。しかし、実際には開発し保有しています。

いわば島根県が核兵器を開発したようなものです。

アメリカにとって、日本が核兵器を持つことは都合の悪いことなのでしょう。なにしろ、一番の子分ではなくなる可能性があります。アメリカに依存する必要が薄れるからです。

核兵器は貧者にとってもっとも効率がよい兵器なのです。核兵器を持つことで大国からの干渉を極度に下げることができます。

金正恩委員長は父、金正日氏より核兵器を絶対に廃棄してはならないと言われたとか。金正日氏は上記のことを知っていたからだと思います。

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【2020年5月5日追記】

金正恩氏の脳死情報は上記のYouTubeのみならず、ジャーナリストの須田慎一郎氏とのコラボ番組でも配信されていたようです。

須田氏は金氏生存の報道を受けて、自身が誤っていたことと誤った理由について説明をしておりました。しかし、面白いのはここから。

まるで仲たがいをするように篠原氏は須田氏を批判しています。梯子外されたかのように思ったのだろうと思います。

篠原氏は依然として自説を曲げておりませんが、どうもその根拠が薄弱となってきた感もあります。

トランプ大統領のツイートが「彼が元気でよかった」だったことが奇妙だというのです。「彼」は不自然であり、「あなた」じゃなきゃおかしいというのです。でもツイッターはメールではありません。

一対一のコミュニケーションではなく、あらゆる人間が見るものですから、「彼」の方がふさわしい表現でしょう。

気になったのがあと一点。ところどころに散りばめられた「いいですよ、生きてても。」などという表現です。なんかヤケクソになっている感があるのです。酒飲みながらでヤケ酒気味なのです。

いかんせん北朝鮮の報道に真実を求めても仕方がなく、真相は未だ闇の中です。

海外の要人との直接会談が行われる日が来ない限り、生存しているという確信も持てません。それとて1回は本物と会ったことがある人でなければ意味をなしません。

それにしても今回の騒動。報道の在り方について大いに考えさせられる事案です。

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