また増税?固定資産税負担が2021年度から重くなる

日本人の心が温かいとかいうのは嘘ではないかと思います。むしろ血も涙もないのではと疑いたくなります。
このコロナ恐慌のさなかで来年度から固定資産税負担が重くなるというのですから・・・。
なぜ今、固定資産税の増税が?
固定資産税は各市町村が建物や土地に課す税金です。総務省は2021年度から住宅の固定資産税負担を重くする方針を打ち出しました。増税の根拠は2019年7月時点における建築資材や人件費の上昇です。
何しろ東京オリンピックを目指して着々と様々な施設が建設されていたのですから、建築資材が不足して高騰し、人手不足を解消するために高い賃金が必要だったのですから当たりまえの話です。
総務省は3年ごとに評価基準を見直していますが、前回に比べて鉄骨の評価は20%も上がりました。
税額算出の基となる建物の課税標準額は面積はもちろんですが、どのような資材をどのくらい使っているかなどで変わってきます。
高層マンションなど鉄骨が多く使われる建物は、より負担が増すことになります。木造の場合は負担の上昇も小さくて済むというわけです。
土地の評価次第でさらなる上乗せも
固定資産税は建物のみならず、土地にもかかってきます。
土地の評価額は地価に大きく左右されますが、仮に土地の評価額が変わらなければ上述の建物の評価額が上がる部分がもろに増税されることになります。
総務省は財務省の犬なのか
オリンピックはコロナウイルスで延期となりました。そして、固定資産税負担の増加原因の多くは東京オリンピックです。
原因となったイベントが1年延期になったのに、固定資産税のアップは予定どおりっておかしくないでしょうか(怒)。固定資産税の見直しも1年延期すべきでしょう。
今以上にに家も売れなくなり、景気はさらに悪化していきます。オリンピックが中止となれば、一回休みの4年後にすべきです。
コロナ恐慌下で、増税をするなど愚の骨頂です。風邪を引いている子に冷たいプールに入れと言っているに等しい。一種の残虐行為です。
もはや安倍政権は政権の体もなしておらず、国民に非常に冷たい薄情政権と言わざると得ません。
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