脳よりAIに任せた方が良い?ロボット投資増加中

デジタル



忙しい現代人は資産運用をあれこれと勉強して検討し決定していく時間もなくしているのでしょうか。いやー、働き方改革とやらで時間はあると思うのですが・・・。



ロボット投資拡大中


面倒くさいのか、自信がないのか、責任転嫁?のためなのか、ロボットが人間の代わりに投資判断をしてくれ、自動的に売買をしてくれるロボット投資(投資一任契約)が徐々にその存在感を増してきています。

2016年には100億円にも満たなかった業界の市場規模が2019年には3,000億円を超えてきました。

リーマンショック後にアメリカで急速に普及し、それが海を渡って日本にもやってきたのです。アメリカでは既に10兆円以上もの資産がロボット投資運営会社によって運用されています。

ロボット投資の弱点


日本人の個人金融資産は約1,800兆円。アメリカの4分の1ほどとはいえ、世界に冠たる金融立国の一つです。ロボット投資の拡大余地は相当に大きく、目の前にブルーオーシャンが広がっています。

そんなロボット投資にもいくつか弱点があるようで・・・。

ロボット投資の入り口は主にスマホやパソコンなどの電子媒体です。そしてロボットに任せたいと思うくらいですから投資初心者が主たる顧客層です。

そして、いざ思い立ってやってみるのですが、運悪く市場環境が悪化すると途端に恐くなって解約してしまうのです。

投資経験が浅く、金融知識も十分ではないために自信もなく、相談する相手もいない・・・。そして撤退。あつものに懲りてなますを吹くような状況に陥ってしまうのです。

申込自体はある程度のIT知識があれば自分ひとりでネットを使って完結となるのですが、それすら自信がない、あるいは誰かに背中を押してもらわないと踏ん切りがつかないという人も多々います。

弱点克服のための方策


このような弱点を克服するため、ロボット投資を運営している会社は対面でのサービスに力を入れ始めています。しかし、運営会社が自ら人を抱えて営業したら、とてもコストがかかりますし、時代錯誤です。

そこで、既に人的ネットワークを持つ企業を業務提携をしてロボット投資を顧客に勧めてもらうということです。

相談できる相手がいることで、投資に自信のない人も安心を得られるというわけなのです。

主なロボット投資サービス


以下は主なロボット投資サービスです。いくつかの質問に答えると自分に最適なリスク配分をロボットが判断してくれ、勝手に運用してくれるというわけです。

20200531robo.jpg
※内容の詳細はご自身でよく確認してください。

ウェルスナビなど、ロボット投資に特化した会社は情報開示なども豊富な印象を受けます。一方で、楽天証券やマネックス証券はさまざまなサービスの一つにすぎず、人的リソースも限られているせいか情報も少ないといった感じです。

個人的には・・・。

ロボットなんぞに負けてたまるかという思いなので、当面ロボットになど任せていられません。

【関連記事】
AI(人工知能)が運用する投資信託、軒並み運用成績不振
AI対人間。投資の世界で優れているのは・・・
AIでの資金運用は人間を超えるのか
もはやデイトレードは長期投資?デジダルネイティブによるアルゴリズム取引
高速取引業者に逆風が吹き始めた。投資家の不満高まる
アルゴリズム取引の市場への影響(市場変動)
増加の一途をたどる高速取引のシェア
アルゴリズム取引について今さらながらまとめ

↓↓応援クリックお願いします↓↓

にほんブログ村



元財務官僚が5つの失敗をしてたどり着いた これからの投資の思考法

新品価格
¥1,650から
(2020/5/31 21:19時点)


関連記事

コメント

非公開コメント