楽天モバイル、総務省から大目玉。運営のずさんさ際立つ

スマホ



2020年4月から第4のMNOとして本格的にサービスを開始した楽天モバイルですが、ずさんな運営による初期トラブルで監督官庁である総務省から大目玉を食らっています。

このままでは行政指導を受けかねないという体たらくぶりがあらわになっているのです。



無断に対応周波数を変更


楽天モバイルには唯一独自に開発した楽天ミニという独自端末があります。楽天ミニには楽天グループが展開するサービスのアプリが標準装備されており、楽天経済圏を携帯端末上で実現したものです。

この楽天ミニで対応できる周波数の一部を総務省に無断で変えてしまったというのです。

具体的には2020年5月、自社通信網で利用しない周波数を外し、アメリカのキャリアなどが使う周波数を追加していました。

その目的はアメリカなど海外でのローミングの利便性を高めるためです。国内大手3社が使う周波数を外し、アメリカの通信会社が使う周波数を加えました。

そして、その報告を総務省にしていなかったのは言うに及ばず、利用者への告知も遅れたのです。

なぜこんな体たらくとなってしまったか


さまざまな理由が指摘されています。

楽天モバイルは、周波数の変更を総務省に届け出る必要がないという端末メーカーからの報告を鵜呑みにし、放置していた模様です。だとしても、このようなずさんな失敗は大手3社では考えられないことです。

MNOとしての運営ノウハウが獲得できていないという厳しい指摘もあります。

また、人員数も大手3社に比べ圧倒的に少ないのが実態です。楽天モバイルは1千数百人規模の従業員で運営されていますが、大手3社はその10倍以上の人員で運営されています。

しかし、人員を大手なみに増やしたら、せっかくの低価格でのサービス提供ができなくなってしまうというジレンマを抱えながら運営をしていくほかありません。このような失態もある程度はやむを得ない面もあります。

致命的な失敗を起こさないよう綱渡りを続けていくほかありません。

楽天ミニってどんな端末?


それにしても楽天が独自に開発した楽天ミニとはどんな端末なのでしょうか?

名前のとおり、本当にミニです。

画面サイズはなんと約3.6インチしかありません。大画面に慣れてしまった多くの人にとって、とても魅力的には思えないのですが・・・。

バッテリー容量もわずか1250mAh。画面が小さいので消費電力も少ないのでしょうが今時の端末でこれはちょっと・・・。

どうやら子供をメインターゲットとしているようですが、子供すらそっぽを向きそうな感じがしないでもありません。

なんだか安かろう悪かろうってイメージですが、値段を見ると2万円弱。この程度のスペックで2万円弱は決して安くもありません。むしろ割高だと思います。

ホームページでのお知らせもあっさりしたもの


それにしても事の重要性がわかっているのかいないのか?それともそもそも大した問題じゃないのか?素人の私には判断しかねる部分です。

楽天モバイルのホームページのお知らせを見る限り、誠実なお詫びをしているようには思えませんでした。使っている人には実害がないので、それはそれでいいってことなのだろうという判断であろうと推測します。

それにしても、いままでいろいろとトラブル続きであっただけに監督当局とは密な連携をとって進めていってもらいたいところです。

世界で初めて仮想化技術を使うなど先進的取り組みをしているから期待はしているのです。大手3社の牙城を切り崩してもらいたい。しかし、まだまだその道は遠いと感じざるを得ません。

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