スズキがトヨタで、トヨタがスズキだ(インド市場)

map-3260506__340.jpg

トヨタの自動車は日本の市場で約50%を占めています。スズキは約4%です(軽自動車は除く)。
インド市場においては、スズキが約50%で、トヨタは約4%です。

驚くほどにまったく逆の構図が成り立っています。

これには下記のような要因があります。

 ・スズキは1982年にインドに進出したが、トヨタは1999年と出遅れたこと

 ・トヨタの車は高級すぎてインドへの投入は早すぎたこと

 ・スズキはインド全土に3,000ヶ所もの販売網を構築していること

 ・トヨタは北米などの先進国に注力してきたこと


ランチェスター戦略においては、市場占有率が41.7%を超えるとほぼ一人勝ちとなること、2位以下に3倍以上の差をつけると逆転は不可能であることが暗示されています。

インドでのシェア2位はヒュンダイで16%ほどですので、インド市場におけるスズキの地位はほぼ逆転不可能でゆるぎないものであると考えられます。


2017年現在、インドの新車販売は約400万台で、中国、アメリカ、日本に次いで世界4位となっています。しかし、人口が多いことから潜在的な需要が多く、2030年には1,000万台に達するという予測が出ています。

日本を抜くのは確実ですので、世界3位の市場規模になります。

その中で、スズキが現在のシェアを維持できれば、インドだけで500万台もの販売台数となります。ホンダを抜いて、日本3位の自動車メーカーとなる可能性が出てきました。

VWがスズキを欲しがった理由がわかるというものです。追い風が吹けば将来的には世界5指に入れるかもしれません。

 スズキの株価は現在6,000円弱。PER14.4倍、PBR1.98倍、配当利回り約1%
 トヨタの株価は現在7,000円強。PER8.8倍、PBR1.11倍、配当利回り約3%

株価はスズキの将来性を見込んだものとなっているようです。

それにしてもトヨタのPER8.8倍って・・・。何かを暗示しているのでしょうか。


ところで、私はしばらく前にスズキの株式を4,000円くらいで売ってしまいました。一旦利益確定した株式がさらに上昇した場合、再び買い戻すのは心理的にすごい抵抗がありますね。人間心理というもので正しい判断とはいえないと頭でわかっていても行動することができない。これが人間の不合理性というものでしょうか・・・

株式だけでなく、スズキの車も一度保有してみたいものです。インド製のバレーノが気になる・・・

【関連ブログ】スズキのランチェスター戦略




俺は、中小企業のおやじ [ 鈴木修(実業家) ]

関連記事

コメント

非公開コメント