ミサイルを打ち落とすのは不可能。敵基地攻撃能力を!

潜水艦



2020年6月24日、日本国政府は地上配備型の迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備の停止を決めました。

人家近くにブースター落下を防ぐための改修に巨額の費用と時間がかかるためだといいます。

それはともかくイージス・アショアの停止は日本にとって朗報だと思います。なぜならイージス・アショアで敵国から飛んでくるミサイルを打ち落とすなどそもそも不可能だからです。



イージス・アショアの無力さ


いまや中国やロシア、北朝鮮の核ミサイルはあらゆる技術で敵の防御をかいくぐり、目標に到達します。

その技術や作戦は多数にわたります。以下はその一例です。

・多数の核ミサイルを同時に発射する。
・多数の核ミサイルで波状攻撃を行う。
・途中で軌道を変更できる核ミサイルを発射する。
・レーダーで捕えにくい核ミサイルを発射する。
・本物と偽物を混ぜて同時に発射する。
・偽物を多数発射した後に本物を発射する。
・低軌道を描く核ミサイルを発射する。

などです。

もはやミサイルをミサイルで打ち落とすことなど不可能なのです。

アメリカがイージス・アショアを売りたい理由


にもかかわらず、アメリカが日本にイージス・アショアを買わせたい理由は「金」です。

ミサイル防衛システムは高額のうえ、その維持費も莫大です。一度売ってしまえば、維持費でも儲けられるので一石二鳥なのです。

そのうえ、日本の核武装を抑止することもできます。アメリカは日本が核武装してしまうと、自分の子分ではなくなる可能性があるため、日本の核武装はなんとしても防ぎたいのが本音。

そして、ミサイル防衛システムがあるから安全だという神話を作ってしまうのです。その実まったく安全ではないことは上述のとおりです。

イージス・アショアの代替案


イージス・アショアの代替策として浮かんでいるのが、敵基地攻撃能力を持つミサイルの保有です。

攻撃を受けることが明らかとなった場合や攻撃を受けた後の反撃のためには敵地までミサイルが届かなければ話になりません。その意味において、敵基地攻撃能力保有論は非常に有益であるといえます。

既に900キロの長距離巡行ミサイルの導入は決定しており、これを飛行機に積めば、敵基地攻撃は可能ではあります。しかし、飛行機に搭載できるミサイルではその能力に限界があります。

地上、あるいは潜水艦や艦艇へのミサイル配備ができればその威力を増すことができます。中国やロシア、そして北朝鮮との軍事バランスを考えれば、日本も核武装を進めるべきであることは言うまでもありません。

憲法9条との兼ね合いは・・・


安倍首相の任期中に憲法改正を行うことはほぼ不可能となったと考えて間違いないでしょう。

ところでミサイル防衛は憲法9条に違反するのでしょうか?

政府の憲法解釈は現行憲法でも敵基地攻撃は可能との見解です。当然です。国を守ることは憲法以前の自然権として存在するというのが国際的な考え方なのですから。

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