ロシアの憲法改正で北方領土はもう戻らない・・・

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本当に日本は近隣諸国から舐め切られています。中国には尖閣沖を毎日領海侵入され、沖ノ鳥島は単なる岩だと言われ、そのうえ排他的経済水域で勝手に何か調査され・・・。

もはや完全なる弱い者イジメの世界に突入しています。そして、それは日本の国防力が貧弱となっていることに起因することは明らかです。



ロシアの憲法改正


ところで、ロシアが7月上旬に憲法改正をしました。78%もの支持を集めたうえでの改正です。そしてその改正内容は日本にも大きな影響を与えるものだったのです。

まず注目を集めたのはロシアの大統領の任期に関わる件です。

プーチン大統領は4年後に任期が切れたあとも最長で2期12年、大統領に居座ることができるという憲法改正です。

なんと最長で2036年までです。もし、本当に勤め上げるとしたら83歳になっています。しかし、あのタフさ加減を考えれば居座り続ける可能性は十分です。

ここ最近支持率が下がっているとはいえ約6割もの支持を集めています。当分、プーチン時代は続くことになりそう。

当然、したたかなロシア外交が今後も当分続くことになり、世界はロシアに振り回され続けることになりそうです。

日本に対する大きな影響


日本にとってショッキングなのは、外国への領土の割譲を禁止するという内容です。

北方領土問題は改正ロシア憲法によってガードがさらに固くなり、もはや永久に日本に戻ることはないと思います。

日本は中国のみならず、経済的には格下のロシアにも舐め切られています。挙句の果てには北方領土と呼ぶなと言われる始末なのですから情けない。

領土問題に綺麗ごとは通じない


領土問題は結局のところ、実効支配がすべてであることを改めて感じさせます。そして、それを支えるのは結局のところ軍事力なのです。国際司法裁判所など何の役にも立ちません。

このままでは尖閣諸島が中国に奪われるのも時間の問題なのです。早く、人を送り込んで実効支配しないと取られてしまうのは目に見えています。

中国の海軍力は日本を圧倒する


ここ5年ほどで中国の海軍力は大幅に強化されました。積んでいるミサイルは日本の艦船のミサイルよりも射程が長く、戦闘になれば日本の艦船が先にミサイルで撃沈されます。

なにしろ、日本は専守防衛で敵地攻撃能力を持たないという前提があるため、ミサイルの射程距離が中国よりも短いのです。

日本のミサイルの射程圏内になる前に中国のミサイルが届いてあっけなく日本の艦船は撃沈されることになります。

中国からすれば日本の艦船などに何の脅威も感じないでしょう。

このような危機にもかかわらず日本政府の動きは鈍い。いったい何を考えているのでしょうか・・・。いつまで土下座外交を続けるのでしょうか・・・。「失望」の2文字しか思い浮かびません。

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