電気自動車の闇。アフリカ、コンゴの子どもたち

アフリカ



電気自動車は金属を大量に使用します。

銅の使用量はガソリン車の3倍から4倍にもなり、将来的に銅の需要がひっぱくし、値段が上がるのではともいわれています。また、電気自動車はレアメタルも多く消費するやっかいな代物でもあります。



電気自動車の金属事情


電気自動車の動力となるバッテリーはリチウムイオン電池です。スマホなどでおなじみの電池です。しかし、自動車ですからその容量は半端ではありません。当然にその大きさ、重さもスマホなどとは比べ物になりません。

ところで、リチウム電池のおかげでリチウムの価格はここ十数年で3倍に跳ね上がっており、今後も需要の伸びは確実なため、各企業はその確保に必死になっています。

また、リチウムイオン電池の製造にはレアメタルであるコバルトなども必要不可欠です。コバルトはニッケルや銅、鉄などを精錬する際にその副産物として得ることができます。

コバルト確保のための非人道的労働


しかし、アフリカのコンゴでは副産物としてではなく、単独でコバルトを採掘することができます。現在、コンゴは世界で使用するコバルトの半分以上を供給しています。

以下は主要なレアメタルとその供給事情です。

20200802metal.jpg
(出所:社会実情データ図録)

リチウムの埋蔵量はチリが8割以上、コバルトの埋蔵量はコンゴが約半分を占めてします。

中国が中南米(とりわけチリ)、アフリカ(とりわけコンゴ)に大規模な経済援助を行っている理由がよくわかります。そして、これは債務の罠である可能性が非常に高いのです。

コンゴのコバルト鉱山では子どもたちまでもが、その採掘労働に駆り出され、劣悪な環境で働かさせているといいます。欧米のメディアによる取材によれば、なんと4歳の子どもまでもがコバルト鉱山で働かされていたというのです。

子どもたちは爆破された岩盤のがれきの中から、マスクも手袋もつけずにコバルトが含まれる茶色の石を拾い集めるのです。

無茶なコバルト採掘から受ける被害


爆破した粉塵の中でマスクもしていないのですから、当然、目や肺に大きなダメージを負うことになります。

スウェーデンの環境活動家の少女、グレタ氏などがきれいごとの環境保護を叫んでいる一方で、コンゴではこのような問題が発生しており、電気自動車が普及すればするほど、その状況はひどくなることでしょう。

以下は2017年のパワートレイン別の自動車生産台数です。

20200802power.jpg
(出所:国土交通省・経済産業省)

ICEとは内燃エンジンを表し、Fuel Cellは燃料電池車です。

まだまだ圧倒的に内燃燃焼エンジンが主流です。しかし今後、電気自動車が一気に普及していくことになれば産業構造の激変は避けられないでしょう。

現状でさえ、スマホの急速な普及などによる社会の急激な変化で需給バランスが取れないために、4歳の子どもたちまでをも働かせる羽目になっているのです。

環境保護偽善者どもの的外れな主張がアフリカの子どもにまで不幸をもたらしていることを忘れてはならないと思うのです。

感想


先進国や中国などの新興大国の思惑にひたすら振り回される発展途上国。資本の論理が優先され、現地の人々の生活や健康などお構いなしです。

それでもって地球環境が大事などと叫ばれても偽善にしか聞こえません。札束でほっぺた叩くような連中が世界のルールを変え、支配していく姿を見ると、植民地時代と人間の本質はなんら変わっていないと再認識させられます。

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