移民・安全・自由、決して成り立たないトリレンマ

ジレンマという言葉はよく耳にするのではないでしょうか。しかし、「トリレンマ」と言われるとそれに何?って思う人も多いのではないでしょうか。少なくとも私はしばらく前までトリレンマって言われても???だったのです。しかし、経済評論家の三橋貴明さんの動画を見ていると本当にトリレンマ(※)という言葉がよく出てくるのです。(※)トリレンマ:ジレンマが2つの選択肢について両方を選択すると片方が成り立たなくなる状況...

スターアジアグループから合併比率に関する手紙(純資産から考える)

さくら総合リート投資法人の買収合戦に関し、先日はさくら総合側から委任状提出依頼の手紙が来ていたところ、今回はスターアジア側から手紙が届きました。| 手紙の内容は合併比率について手紙の内容は合併比率に対する考え方が主な内容となっています。後日、投資主総会の招集通知と委任状2通を郵送する旨の案内が書かれていました。もちろん、スターアジア側の提案への賛成を依頼する内容となっています。ところで、投資法人みら...

MMT(現代貨幣理論)でどうにも腑に落ちない疑問点

デフレ脱却のために活用できると期待が膨らんでいるMMT(現代貨幣理論)。個人的にはかなり納得できるものがあります。しかし、どうしても腑に落ちない点があるのです。目次そもそもMMTとは自国通貨を持っている国が破綻したのはなぜ?日本はアルゼンチンと何がどう違うのか?三橋さんのMMT入門における誤りMMTを確信に変えるために・・・ | そもそもMMTとはその前にMMTの考え方の一部を復習しておきたいと思います。・自国通貨を...

地方銀行までもがネット専業銀行設立、そしてネットも2分化へ

預金残高8兆円を超える有力地方銀行である福岡銀行を傘下に持つ金融持株会社、ふくおかフィナンシャルグループが、2020年度中にネット専業銀行「みんなの銀行」を設立すると発表しました。地方銀行はインターネット支店という形でネット対応している形態が多い中で、ネット専業の銀行を別会社として新たに作るというのは珍しい取り組みです。なにしろ自己否定につながりかねない話ですから。| 新銀行設立の背景背景にあるのは地方...

減益決算相次ぐ。ひふみ投信の運用銘柄トップ10から今後を占う

米中貿易戦争を発端とする世界経済の減速が日本企業にもじわじわと広がってきました。| 直近の上場企業の収益状況2019年4~6月期の上場企業の純利益は前年同期比で14%減益となりました。とりわけ不調だったのは自動車産業や工作機械。中国の設備投資減少が大きく影響しています。円高が進展していることも懸念材料です。上場企業の多くが今期の想定為替レートを110円前後としており、想定レートを上回る円高がさらに減益要因とし...

中野剛志氏、竹中氏ら並み居る論客をぶった斬り

私たち庶民は長い間、とんでもなく誤った経済学や経済学者により練られた政策に振り回され続けていた可能性があります。中野剛志さんの本を読むとそう納得させられるのです。目から鱗とはまさにこういうことをいうのかもしれません。目次中野剛志さんについて竹中平蔵氏(第一の被害者)スティーブ・ウォズニアック氏(第二の被害者)東浩紀氏(第三の被害者)私見 | 中野剛志さんについて中野剛志さんは評論家でありながら、今...

高速取引業者に逆風が吹き始めた。投資家の不満高まる

ITの進化により、高速取引という取引手法が登場してかなりの時間が経ちました。そして、ITの進化とともにその進歩は凄まじいものがあります。| 高速取引とは高速取引はコンピュータを駆使し、1秒間に何千もの取引をして、少しのサヤを抜いて利益を積み上げていくという取引で、一介の個人投資家ではとても太刀打ちできるものではありません。日本では高速取引業者は登録が義務付けられており、金融庁のWEBで確認できます。現在44...

AI(人工知能)が運用する投資信託、軒並み運用成績不振

8月3日付の日経新聞、Money&Investment欄に興味深い記事が掲載されていました。AIが投資判断をする投資信託の運用成績が軒並み不振だというのです。| AIが運用する投信のパフォーマンスここ1年の運用成績は全てマイナスです。株価指数にも劣っており、素直にインデックス投信を買っておいたほうが良かったということです。膨大なデータを多面的な視点で分析して運用しているはずなのですが、うまく行きませんでした。少なくとも...

さくら総合リート投資法人、同日に2度投資主総会開催へ

同じ日に同じ会社が2度株主総会を行うといった事例が過去にあったかは不明です。しかし、Jリートではそのような事態の発生が決定的になりました。Jリート初の敵対的買収の標的にされているさくら総合リート投資法人です。| 2つの投資主総会執行役員の改選と資産運用会社の変更を求め、スターアジア側が開催を求めた投資主総会が開かれるのが8月30日午前10時。投資法人みらいがさくら総合リートを吸収合併することを諮るためにさく...

黒田日銀総裁、なぜ怒らない?アベノミクスの梯子外し

安倍政権が発足したのが、2012年末ですから、もうすぐ7年にもなろうかというのに、日本は未だデフレから脱却できていません。鳴り物入りのアベノミクス。当初は3本の矢が飛んでいくはずでした。ご存知のとおり、1本めは金融政策、2本めは財政政策、3本めは成長戦略です。1本めの矢は順調に飛んでいきました。黒田バズーカと呼ばれた大胆な金融緩和は見事に人々のインフレ期待を高め、円安への誘導に成功し、株価も大幅に上昇しまし...